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2月4日

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こんばんは
 
一昨日の早朝だったか、近くのコンビニへ行くと、とある本を見つけ、
興味を引かれ手にとった。ページをめくり、目を通す。
どこもかしこも私の事が書かれてあった。 私はあまり本を読まない。
特に最近は目で活字を追い、頭の中で理解することさえ億劫で、
たとえ、読み始めても、5.6ページで眠ってしまうほど集中力もなかった。
 
ただ、お約束のように、コンビニ行ったらまずは雑誌コーナーという経路を辿った。
そこに。私について著書された活字の本が並んでいたのだった。
ならば、買わねばなるまい。 価格も500円とお手ごろだった。
早速、私は求める本の表紙の上に、ゴルゴ13のコミック本を重ねレジに向かう。
レジの男は節目がちにお会計を済ますと、神妙な顔つきで私に本を手渡した。
私は本を手に、ゆっくりと、コンビニの出入り口へと向かう。
外気を隔てる自動ドアに、レジの男が映る。立ち去る私の背中を見ていたのだ。
 
本の内容は、心の問題について書かれてあるものだった。
最初の章は、他者への甘えの欲求について書かれてあった。
一行一行読み進めて行くと、この著者なかなか人の気づかない核心の部分に触れてるじゃないかと思った。著者は私の幼児期の体験について語る。
著者が言うには、今の私の困った性格を作り上げた要因は、
幼い頃に、誰からも認めてもらえず、反対に愛を搾取されたからだという。
甘えたい時期に甘えることを許されず、逆に、周囲の期待通りに振舞うことを
求められることによって、自分自身を殻に閉じ込め、抑圧されてしまったのだと。
要するに、その反動が今になって一気に爆発したのだということだろう。
そんなこと、今まで一度も思ったことなかった。確かに、私は幼い頃から
無口だし、周囲の人はもちろん、肉親にも自分の正直な気持ちを話すことは
なかったかもしれない。だが、それは自分自身が望んでそうしたことだし、
甘えたいのならば、思う存分甘えていただろう。
だから、愛を搾取されたという言い方に反論したい気分になった。
そうして、次第になんで俺がこんな本読んでんだと思った。
確かに、このような本を買ってまで読んでいるのは事実だが、
俺はそんなよわっちぃ男じゃねぇだろと、喝を入れた。
今日はテレビでライオンを見て強そうだった。
 
 
 
 

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