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Channel: sms5xn1yey
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クリスマスプレゼント

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 今日はクリスマスが届く日。
「6時ごろには着く予定よ」
時間指定の黒猫サンタを迎えるべく
早々に一番風呂を済ませパジャマに着替えると、
僕は母屋の玄関から遠くを見つめた。
なんとしてでも、自分の手で受け取りたい。
例え家族であろうとも
僕に届くプレゼントに一触もさせてはならない。
それは、彼女の気持ちをダイレクトに受け取りたいという思い。
しかし、僕が油断した隙に黒猫サンタはやって来て
受け取り判を押したのは、おばあ様だった。
結局、右往左往して我が家で
最後に僕のところに到着したプレゼントだったが、
中身を覗かれた様子はなかったので一安心した。
 
とにかく、ルンルン気分で自室に戻る。
 
イメージ 1
 
リボンが結ばれた袋にピンクの封筒。
中身はなんだろうか…
どんな熱いが想いが綴られているのだろうか…
まさか、心臓マヒを引き起こすような内容ではないか…
そんなことを考えながら封を開ける一瞬だった。
 
イメージ 2
 
 わぁー
平らに折られたものを水平に起こしてみると
そこにはなんと、夢の世界。パラダイススノー。
ソリに乗った雪だるまに、無邪気に行き交う4人のサンタ
かわいいクリスマスリーフの向こうには
鏡に映るもう1つの世界。どこからか、
シャンシャンシャンという鈴の音が聴こえてくるようだった。
 
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
メリークリスマス
 
イメージ 6
 
メリー… クリスマス
 
 
組み立ては簡単だった。
でも、形を作るときに力を入れすぎて
変な音がして少しビビッたけど問題はなく完成された。
そして、気になるメッセージは
雪の世界の裏面に書かれていたのだった。
 
 
イメージ 7
 
たった4行の言葉の中に
二人の過ごしてきた一年という歳月を思い起こす。
僕も彼女に ありがとう という気持ちと
つらい思いや切ない思いをさせてごめんね
という気持ちでいっぱいになり
少しだけ目頭が熱くなった。
 
イメージ 8
 
○○ちやんより
ちょっと笑った
 
 
イメージ 3
 
 
とてもかわいい、二つの帽子。
右は僕がほしいと言った耳付きのニット。
僕がこの冬を乗り切るために買ったダークブラウンのダウンにあわせて
専門店の店員さんと相談しながら選んでくれた。
ほんとかわいくて、チョーお気に入りなんだけど、
被って鏡を見ると、昭和の撃墜王の雰囲気がして
ああ..やっぱりこうなるか..と思ったけど
そんなこと気にしないでボンボン揺らしながら、この冬、街を闊歩する・
左のは、彼女が自分で選んでくれた。
たとえ似合ってなくても、似合っているに決まっていると思った。
 
彼女がくれた、二つの帽子。
僕は一生大切にして、
子供や孫にも被せてやりたい。
「この帽子は、若いときにお前の…」
そんな夢を、クリスマスの夜に見ていた。
 
ありがとう。とてもうれしい^ ^
来年は、彼女に ありがとう を言ってもらおう。
 
 
 

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